スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コガモ雌非生殖羽

いつ拾ったのかツッコミを入れたくなるような羽根がどんどん出てきます。このままでは羽根に埋もれた大学生活を送ることになりかねないので少しずつ洗って片づけてはいるのですが…(笑)。


それはさておき、去年入手したコガモについてまとめておこうと思います。いつもクリーニングしながらいろいろ考えるのですが、後からなんでこう識別したんだろうなどと思ってしまうことも少なくありません。なので最近はここでそのようなことを整理しておきたいと思って個人的な考察を書いているつもりです。その割には全然更新していませんが(苦笑)。

今回のコガモは雌で、胸から腹にかけては大きな斑があり脇の最上列と肩羽は丸みを帯びていたので成鳥と判断しました。大雨覆の白線だけを見ると幼鳥としても問題なさそうな気はしましたが個体差があるようなのでよく分かりませんでした。片翼は翼標本にしたので羽根に翼の写真も交えて書いていきたいと思います。

20180225200648047.jpeg
コガモ(Anas crecca /Eurasian Teal)
雌非生殖羽 初列風切
一様に少し褐色味を帯びた灰色で淡色の細い羽縁がありますが、目立った特徴はないように見えます。内弁基部の淡色部にはかすれ模様は見られません。外弁と内弁の羽軸周辺、および先端部と内弁のコントラストは手持ちのオカヨシガモよりは弱いです。実際に野外で拾ったときは大きさが一番のポイントとなりそうです。恐らくトモエガモやシマアジも同じくらいの大きさだとは思いますが、体に対する翼の長さが違っていて羽根だけで見ると大きさに明瞭な差がある可能性も否定できません。もっと調べれば情報がありそうな気もしますがとりあえず現段階ではこれで。もし何か分かれば追記するかもしれませんが・・・。なお、シマアジについては羽軸が明瞭に白っぽくなるようなので除外できそうです。

20180225200757988.jpeg
次列・三列風切
これは分かりやすい羽根ですね!翼鏡も美しく見栄えもします。翼鏡はS5から入り始め、内側にいくにつれて基部から徐々に範囲が広がっています。緑色に輝きますが角度によっては金色がかります。S1の外弁には広く淡色のかすれ模様が入ります。
そして翼鏡に気を取られて忘れてしまいそうなのがS1からS5にかけて外弁基部に見られる白色部です。野外ではほとんど見えないものだと思いますが、この1個体しか揃えていないのですべての個体において見られるものなのかどうかは分かりません。よければお手元のコガモの次列風切を眺めて確認してみてください(笑)。
先端の白色部は細めで約3~4mm。
三列風切や写真は撮っていませんが肩羽に橙褐色の斑は見られないので非生殖羽と判断しました。

コガモ雌ad non-br(4)resize
翼鏡周辺は角度にもよりますが野外ではこんな感じで見えているはずです。

コガモ雌ad non-br(6)resize
次列風切S1のかすれ模様。書いていませんでしたが、初列風切の淡色の羽縁は内側のものほど幅広くなっていました。

20180308210857770.jpeg
初列雨覆、小翼羽
白バックなので分かりづらいですが淡色の不明瞭な羽縁がありました。1枚だけ拾ったらサイズでなんとなく絞れそうな気もしますが難しそうです。

2018030821091436e.jpeg
大雨覆
先端の淡色部は内側にいくにつれ細く羽縁状に変化し、橙色みが強くなります。

201803082109378c4.jpeg
中雨覆、小雨覆
撮ってはみたものの、さすがにどうしようもなさが出てきました(苦笑)。僕は拾ってパッと識別できる自信がありません。

2018030821092882d.jpeg
下初列雨覆、下大雨覆
まあこんなもんかと・・・。下雨覆ってカルガモなんかは換羽期に他の羽根と一緒にボロボロ落としてる印象ですが、冬場水辺に落ちている羽根たちを眺めていても個人的にあまり落ちてた記憶がありません。繁殖地で換羽しているのでしょうか。
ちなみに冬場水辺に落ちてるカモ類の羽根は体羽、内側次列風切、三列風切、尾羽がほとんどを占めているイメージです。どれも秋~春の換羽を考えると納得がいきますね。

参考:決定版日本のカモ識別図鑑
スポンサーサイト

ヒドリガモの次列・三列風切

いろいろと忙しく放置してしまっていました。お久しぶりです。
前回の続きということでヒドリガモの次列・三列風切です。
201701091732528bb.jpg
ヒドリガモ雌 幼羽→第一回生殖羽 次列風切
思ったよりオカヨシガモに似ていますが手持ちのと比べると先端の白色部の出方が少し違います。大きさもオカヨシガモの方がひとまわり大きいので手掛かりになりそうです。
2017010917324490e.jpg
三列風切
雌成鳥の生殖羽は三列風切に模様がでます。摩耗していることや雨覆は羽縁が目立たないことなどから雌幼鳥と考えました。
2017010917302795b.jpg
黒バックも。

ヒドリガモの初列風切

遅ればせながら明けましておめでとうございます。不定期ですが更新していきたいと思いますので今年もよろしくお願いします。

さて、先日入手したヒドリガモの風切です。この個体には若干雄化っぽい特徴が見られ気になったので少し教えてもらったりしました。初期雄化なのかなとも考えましたが結局よく分からず。カモは本当に難しく僕も全然分かりませんが笑

ヒドリガモ 雌幼羽→第1回生殖羽 初列風切
他のカモ類との識別は困難を極めそうです。カルガモ以外のカモで初列を一式揃えているのが以前あげたオカヨシ雌しかないのでなんとも言えませんが、とりあえずオカヨシ雌幼羽→第1回生殖羽と比較してみました。大きさはほぼ一緒です。
・内弁の白色部
オカヨシ・・・先端を除く内弁全体には入り、基部にいくほど白い。グラデーションは基部→先端、内弁羽縁→羽軸へ濃くなる。
ヒドリ・・・内弁基部のみに入る。境はオカヨシと比べ不明瞭。
・まだら模様
オカヨシ・・・内弁羽縁にかすかに入る。
ヒドリ・・・白色部全体に明瞭に入る。
・外弁と内弁の色の境
オカヨシ・・・明瞭。 ヒドリ・・・不明瞭。
・P10の外弁
オカヨシ・・・先端以外は内弁と同じ淡色。
ヒドリ・・・内弁よりは濃く先端と同じ色。
・内側初列風切の先端
オカヨシ・・・無斑。
ヒドリ・・・汚白色の斑がある。
こんな感じでしょうか。気付いた点は全部書きましたが1個体ずつを比較したにすぎないので雌雄や年齢、個体差などで変わってくるかと思いますし参考程度にしかならないでしょう。

また他のカモ類も揃ってきたら改めてまとめ直したいと思っています。

思っていたより長くなってしまったので続きはまたにします。

続きを読む

オシドリ雄の羽根

先日高校のビオトープで拾ったオシドリの羽根。
006_20160725213922ba1.jpg
体羽ばかりが散乱していました。オオタカにでも襲われたのでしょう。雄のものですが、冬羽とエクリプス両方の羽根が含まれていたので冬羽からエクリプスに移行中の個体だと思います。
008_201607252139238b4.jpg
カールがきついので角度を変えてもう1枚(笑)。カモ類によくみられるちりめん模様の羽根はオレンジがかって綺麗です。白黒の縞模様のは胸と脇腹の境の縞の部分のようです。
それにしても、こんな時期にオシドリがいたとは少しびっくりしました。

季節外れですが

こんな時期に、という感じですが、2週間ほど前にマガモ雌の尾羽を拾ったので紹介します。
011_201606102248313cd.jpg
マガモ雌(成鳥?) 左側尾羽
池のそばに尾羽と体羽が少しだけ散乱していました。羽軸が折れているものもあることから、哺乳類が襲った跡だと思います。
かなり古いもののようで菌がついてしまっている羽根もありましたが、せっかくなのでクリーニングしてみました。マガモの雄は片側10枚、計20枚の尾羽を持っていますが、雌は左右合わせて14~18枚らしいです。今回片側9枚、計18枚手に入ったので、これで全部としても問題なさそうです。枚数が多いと順番通りに並べるのが少し難しいので順番は間違っているかもしれません。ちなみに写真左側が中央尾羽T1。
尾羽の先端は2つに割れていないので成鳥だと考えました。
013_2016061022483295d.jpg
中央から外側に行くにつれてクリーム色の部分が増えていっているのが分かるかと思います。
014_201606102248348f5.jpg
一緒に落ちていた体羽。右は下尾筒ですが左はちょっとよく分かりません。でもなんとなく背側のものな気がします(苦笑)。
カモ類は羽根の中でも特に識別が難しい部類だと思いますが、雌やエクリプスなどは本当に似たようなものが多くていつも苦戦しています・・・。
プロフィール

ICHI

Author:ICHI
兵庫の生き物好き高校生。メインは鳥で生態、形態ともに興味があり、主に地元でマイペースに観察しています。
誤同定等あればご指摘ください。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。